ゆたろーのゲーム雑記

日常的にプレイしているゲームについて色々語るブログ

まるでジブリの中にいるようなフォーゴットン・アン

フォーゴットン・アンというゲームがある

このゲームはデンマークのインディーゲーで、ThroughLine Gamesの処女作になります

ジャンルはアクションパズルゲームで横スクロールアクションですが、道中の謎を解きながら先を進みます

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このゲームの特徴はなんと言っても、

美麗なアニメーションです

本当にアニメ映画の中を渡り歩ける感じはすさまじいです

 

物語冒頭からアニメーションが始まりますが、

このゲーム元アニメーターやら映画制作に関わった人たちが制作しているので、

とにかく映像クオリティが高いです

 

冒頭でジブリっぽいともお話しましたが、この制作陣の中には、

ジブリの映画監督をしている森田宏幸さんの弟子もいるとかで

猫の恩返しの人)

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ほんのりギャグっぽい世界観は逆転裁判のアートディレクターをしている人ともつながりがあるらしく、日本人受けするゲームデザインを分かっているのかもしれないです

 

スチームパンクな世界観

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映像だけじゃなく引き込まれるストーリー

冒頭主人公の女の子が目覚めるシーン

この時点ではこの世界の成り立ちなど色々ベールに包まれている

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主人公のアンは、

現実世界で人々から忘れられた物が転移してくる世界「フォゴットンランド」で

世界の秩序を守るべく活動する女性執行官という位置づけです

この世界では物が擬人化しており、

アンの育ての親でもあるボンク老師(政府のトップ)が、現実世界と通じるゲートを製造していますが、これをよく思わない勢力が反乱軍として活動しています

アンは反乱軍と対峙する政府側の人間になりますね

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部屋の中に怪しい擬人化族(フォゴットリング)が現れます

アンはこのフォゴットリングの生殺与奪の権利を持っており、

こいつを処分するかどうかの選択ができます

※今後の物語にちょっと影響します

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ある意味よくある話なのかもですが、

ストーリーの根幹は主人公のアンが政府側として反乱軍と対峙するが、

本当に政府が正しいのか?

フォゴットリングの言う事は間違っているのか?

この辺を主軸に描かれていきます

最終的にどうなるのかかなりストーリーも惹きつけられます

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へんてこりんな見た目ながらも重要キャラフィグ(反乱軍のリーダー)

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フィグは執行官であるアンに対して協力要請を出します

ストーリーを進める中で政府のやり方に疑問を感じたアンは反乱軍と協力関係に

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物語が終盤になると、

政府につくか反乱軍につくか究極の2択を迫られます

それによってEDは大きく変化…それはぜひご自分の目で…!

どちらを選ぶにせよ終わった後の満足感は高いです

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アクションパズルゲームデザインも秀逸

美麗なアニメーション、惹きつけるストーリーも優秀ですが、

謎を解いて進めるアクションパズル要素もかなりよくできています

難易度は易しすぎず、難しすぎずでいい塩梅だと思います

 

飛行ガジェットを使ったアクション要素

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物を操る能力(執行官に許された能力)でパズル

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2Dアクションならではの先を進めるためにはどうすればいいのか、

しっかり考えさせられる場面が多く楽しかったです

 

総評

最初は綺麗なアニメ映像だなーぐらいでしたが、

このゲームの売りは魅せるストーリーだと思います

もちろんアニメムービーとゲームプレイシーンがシームレスにつながっているので、

アニメ映像の中を冒険している感はすごいです

 

ということでスチームパンクかつジブリっぽい世界観が好きな人にはお勧めの作品です